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度も会議を開き、問題に取り組んできました。
また政府間でも1990年には子どもの問題に関する会議、また1994年にはカイロで国際人口開発会議、また1995年にはコペンハーゲンで世界社会開発サミット、並びに北京での第四回世界女性会議が開かれました。
これらの会議で、国会議員は政策決定者であり、様々な問題に関してスポークスマンとしての役割を持ち、さらに、国の予算を決めるうえで重要な役割を果たしているということが強く認識されています。
そして現在、我が国でもこれまでに合意を得た行動計画に従って、人口政策を実施していくことを考えています。フィリピンの上院、下院、双方は積極的にこのような会議に参加して、この新しいイニシアチブを私どもの立法アジェンダの中に盛り込もうと、最善の努力をしてきました。また、世界の議員活動におきましてはレティシア・シャハニ上院議員、また、テレサ・アキノ・オレタ下院議員などが積極的な活動を展開してきました。
各国事情は異なりますから、私たちもいろいろな変化を考慮に入れる必要があります。フィリピンでは、上院と下院との間に、さらに議会と行政府との間に人口・開発問題に取り組むためのパートナーシップを成立させました。また、そのコミットメントを国民に報道していくことに真剣に取り組んでいます。人口・開発問題は、国、地域が直面する問題であり、緊急の課題です。
ここに開かれている第12回人口と開発に関するアジア国会議員代表者会議は、私どもの国民そして地域がふさわしくそして質の高い生活を実現するための努力の一つの一里塚といえます。
今日、明日の二日間の会議を通じですばらしいコンセンサスがでることを期待します。
上院とフィリピンを代表して、皆様の人口問題へのコミットに感謝し、会議の成功をお折りしまして、挨拶とさせていただきます。

 

 

 

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